2017年11月27日月曜日

新商品のご案内と11月27日~12月2日の試飲営業

最近、ポツリポツリと飲食店さんや酒屋さんに笹祝の蔵見学に来ていただいています。中には県外からいらっしゃる方も、今日はなんと広島!から車ではるばる訪ねに来ていただきました。

普段、ロクに自分たちからの新規営業活動をしていない蔵なので、大変ありがたく嬉しく思います。ずーっと酒造りしてたほうが皆、様子見に来てくれるから売上あがるのかもしれないですね(笑)



さて、

今季一本目のリリースからいきなり新商品↓↓

 
いままで笹祝酒造の毎度のしぼりたては「特別本醸造」だったのですが、今季から「特別純米酒」に改めました。酒米は以前のまま、五百万石の60%精米です。

ラベル案について色々試行錯誤したのですが、ピッタリくるものが決まらず。。。ギリギリまで悩んだ結果、以上のようになりました。(裏に透明シールで必要最小限の酒類表記を行います)

せっかく酒が丸見え状態なので、今までしぼりたてに行っていた炭濾過処理も止め、「無濾過酒」としてビン詰めすることにしました。上澄みを取るので少ないとは思いますが、ややオリが見受けられるかもしれませんが、飲用には問題ありません。

12月2週目くらいに上槽(酒をしぼる事)予定、中旬くらいに発売できると思います。

今年は米の蒸し方から、モロミの櫂付きなどいくつか工程を変えたので、どんなものが出来上がるか、造ってる我々もドキドキしています。

お楽しみに!!

☆「今週の試飲営業」
11月27日(月)13時30分~16時
11月28日(火)13時30分~16時
11月29日(水)13時30分~16時
11月30日(木)13時30分~16時
12月1日(金)13時30分~16時
12月2日(土)13時30分~16時
12月3日(日)13時30分~16時

2017年11月19日日曜日

駄文散文日記と11月20日~26日の試飲営業

ブログネタも尽きたので、駄文散文日記。

僕もなのですが、日本人って本当に季節感とイベントが好きです。紅葉おわり雪が降り、クリスマスにお正月。四季折々年がら年中なにかきっかけを見つけて楽しんだり商品にすることが出来ます。

日本酒も例にもれず一年中季節の限定酒をいろんな売り場で見る気がします。「夏酒」なんかはすっかり定着して今や秋のひやおろしに匹敵する市場規模だと聞いています。日本人の中に明確な四季の色彩イメージがあるのも面白いですね、酒蔵としては「春⇒ピンク」「夏⇒緑や青色」の見た目でラベル作ってその時期に売り出せば、売り場の季節コーナーに置いて貰えるだろうなんて安易に考えてしまいます(笑)

僕は前職ワインショップで勤めていたことがあるのですが、ワインって日本酒ほど季節商品が多くないんですよね(そもそも各ワイナリーが日本酒程アイテム数がない)。海外の方は季節問わず、いつもの美味しいワインを飲むって感覚なんでしょうか?ともあれ、僕の働いていた店ではお客はほぼ日本人だったので、通年同じ商品のワインでも売り場で創意工夫してライブ感を演出していました。

・冬到来!ちゃんこ鍋に会う白ワイン!?
・大ヒット!映画「〇〇」に登場したワイン
・「初めて飲んだ時、震えて声をあげてしまった!」今週のスタッフオススメの一本!!

などなど、お茶目な店でしたね(笑)。

ところで、ある勉強会で『「新奇性と親和性」の両立は強い魅力を与える』という話を聞きました。例えばお料理で誰も知らないような食材を使うときは親しみやすい調理法で、御馴染の食材を使うときは新しい調理方法を取り入れることで驚きと感動を与えられるそうです。ワインは多くの日本人にとって馴染みが少ないものでもあるから、日常で親和感ある出来事とくっつけて敷居を低くする事を今思えばやっていたのかもしれません。じゃ、日本酒はどうしましょうか……^_^;

新しい「笹祝 新潟印」の飲み方でも考えますか!!!







☆「今週の試飲営業」
11月20日(月)13時30分~16時
11月21日(火)13時30分~16時
11月22日(水)13時30分~16時
11月23日(木)13時30分~16時
11月24日(金)13時30分~16時
11月25日(土)13時30分~16時
11月26日(日)13時30分~16時

2017年11月12日日曜日

笹染め酒袋の暖簾作りと11月13日~19日の試飲営業



笹祝試飲スペースの改装。その最後の一ピースとして、とある職人さんにお願いしているものがあります。それは…暖簾(のれん)!!

せっかくなんで店内にかける内暖簾も味わいあるものが欲しいと考え、日本酒蔵にあるとっておきのアイテムをリノベーションする事にしました。「酒袋」と呼ばれる、お酒を絞るときに使われる伝統道具です。
画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる
↑昨年の大吟醸の絞りの様子

という事で、地元越前浜の元海の家「小川屋」さんにアトリエを構える「植物染め 浜五」さんに酒袋をもって相談に伺いました。浜五の植物染め職人、星名さんに更に面白いアイディアを追加いただき、酒袋での暖簾作りが決定!!
アトリエ見学も出来るそうです。
詳しくはHP「植物染め 浜五

まずは酒袋の選定。新しい酒袋は化学繊維で出来ており植物染めに向いていないそうです。そこでなるべく古い綿素材の風合いも手ごろなものをチョイス。


そして笹祝酒造の敷地へ移動。
なんと今回は笹祝酒造の敷地内に生えている
「笹」と「竹」で酒袋を染めてもらいます!

浜五の星名さんも笹と竹で植物染をやるのは
初めてとの事。「笹祝」「竹林爽風」など
笹と竹には所縁がるので、これは楽しみ!!

竹やら

材木庫からはみ出た笹やら(笑)を収穫!!

酒袋は鍋で長い時間をかけて煮出します。こうやって繊維の一本一本に入り込んだ空気を
外に出すことで染まりやすくなる効果があるのだとか。煮込むと水はあめ色に。そんなに布汚れてましたか(笑)

収穫した葉は刻んで、こちらも鍋にかけます。
ためしに何枚か染めてもらったところ、
一枚の酒袋で何キロも葉が必要だったそう。
パッチワークでつなげて一枚の暖簾に
仕立てる予定なので大量に使います

植物染めは植物の色、そのものが出るわけではなく植物が含む成分で色が決まるそうです。鉄分の含有とかも要素の一つ。なので笹&竹で染めたからと言って必ずしも緑にはなりません。正に自然色。出来てからのお楽しみですね!!

この月曜の午後には完成とお披露目予定です^_^

☆「今週の試飲営業」
11月13日(月)13時30分~16時
11月14日(火)13時30分~16時
11月15日(水)13時30分~16時
11月16日(木)13時30分~16時
11月17日(金)13時30分~16時
11月18日(土)13時30分~16時
11月19日(日)13時30分~16時



2017年11月5日日曜日

今季最初の酒母!と『西蒲酒の陣2017』と11月6日~12日の試飲営業

蒸気の霧をかき分けて、
蔵の奥へと進めば、、、

和釜と甑(こしき)で酒米を蒸しています!!!
今季から機械での米蒸しを廃し、
昔ながらの和釜と甑に戻しました。

蒸しあがった米はシャベルで掘らなければ
いけないのは作業として大変ですが、
迫力とワクワク感が凄いです!

幕を取り払う瞬間のむわっとした
お米の香りは多幸感いっぱいですね~


量の少ない麹用の米などは
この木桶に入れて担いで運びます。

精米を終えた米が続々届きます。
亀の尾、五百万石、越淡麗 etc


これが今季最初の酒母。

酒母とはお酒を菌汚染なく安全に
仕込むために行う少量での酒仕込みです。
(スターターと言えばわかりやすい?)
この中で清酒酵母を沢山増殖させてから
大きなタンクに移し更に米・麹・水を追加します。

大きなタンクに移す直前の酒母
ここまでおおよそ2週間、良い香りと
ねっとりとした泡があがってます

酒造りはまだ始まったばかり!
また様子をアップしていきます♪


こちらは宣伝、「西蒲酒の陣2017



越後鶴亀、笹祝、宝山、
峰乃白梅、弥彦

西蒲の五蔵の蔵元が集結する酒宴と利き酒大会です。
今回は弥彦の割烹大山さんで開催します。
まだお席がありますので、是非ご参加ください!!






☆「今週の試飲営業」
11月6日(月)13時30分~16時
11月7日(火)13時30分~16時
11月8日(水)13時30分~16時
11月9日(木)13時30分~16時
11月10日(金)13時30分~16時
11月11日(土)13時30分~16時
11月12日(日)13時30分~16時

2017年11月1日水曜日