2020年3月21日土曜日

【パンダアイス】ザ・コシタンジュンマイジェラートについて

皆様お久しぶりそしてお待ちかねの鈴木でございます。この文面いるのかと思いますが一部のコアなファンがいる模様なので懲りずに続けてまいりますのでご容赦下さい。さてさて今回はパンダ酒も発売となりましたのでもう一方のパンダ商品のお話です。


発売から早一年

今年はコロナウイルスの影響であえなく開催中止となってしまった酒の陣ですが、昨年の酒の陣で笹祝酒造初のジェラート「ザ・コシタンジュンマイジェラート」が鮮烈デビューしました。


どんなジェラートなの?

製造元は地元の有名店「和風ジェラートおかじ」さんです。笹祝酒造の限定酒「ザ・コシタンジュンマイ」(通称パンダ酒)の酒粕を使用した酒粕の風味が広がるラクトアイスとなっています。酒粕の風味を残しつつお子様にも食べてもらえるようにアルコール分を含まないように試作を繰り返し作られた逸品です。そのためお子様は勿論、運転される方も安心して食べていただけるジェラートになっています。また低脂肪乳を使用しているので女性にもうれしいカロリー控えめになっています。このジェラート目当てに来店されるお客様も増えています。


どこで買えるの?種類は?

販売は当蔵にて常時絶賛販売中です。もちろん冬季も販売しております。当社は酒造会社ですがお酒は買わないけどジェラートは食べたいって方も大歓迎です。お気軽にお越しください。笹パンダ君とお待ちしております。また現在はミルク味のみの販売となっていますが、新しい味も制作していこうと思っていますのでご期待下さい。



☆「酒粕アイス ザ・コシタンジュンマイジェラート」はコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2019/03/blog-post_15.html

☆「【パンダ酒】ザ・コシタンジュンマイについて」はコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2020/03/the-koshi-tan-junmai4.html






〇◇〇試飲営業〇◇〇

3月21日(土)9時~12時、13時~17時
3月22日(日)9時~12時、13時~17時
3月23日(月)10時~17時
3月24日(火)10時~17時
3月25日(水)10時~17時
3月26日(木)10時~17時
3月27日(金)10時~17時
3月28日(土)9時~12時、13時~17時
3月29日(日)9時~12時、13時~17時

2020年3月19日木曜日

【パンダ酒】ザ・コシタンジュンマイについて

毎年ラベルが変わるパンダのお酒!




最近googleにて「笹祝」で検索するとサジェストで「笹祝 パンダ」と表示されるようになりました(笑)。なんのこっちゃと思われますが、笹祝酒造にはマスコットキャラクターがいるのです。名前は笹パンダ君といいます

初代!このころはまだスリムでしたね





「何これ?」で手に取ってもらえる一本


この笹パンダ君のミッションは「日本酒を好きになるきっかけの一本になる」事。
米の品種や等級、製法など一切を取っ払って。まずは手に取ってみたくなる、味を知りたくなるデザインにしています。

お酒の正式名称は「THE KOSHI-TAN JUNMAI ザ・コシタンジュンマイ」という名前なのですが、正直まったく覚えてもらおうとしていません。「笹祝のパンダのヤツ!」でいいと思ってます。お酒の名前なんて飾りでいいんです。それでも一応解説しますと、ザ・コシタンジュンマイは「越淡麗 コシタンレイ という酒米を使った純米酒 ジュンマイシュ ですよ」というくらいの意味です。

越淡麗って新潟の素晴らしい酒米なのですが、「淡麗」ってワードが紛らわしかったり画数も多くて小難しいなーと。酒造人が現場で呼ぶような「コシタン」に、純米酒もジュンマイと口語略称にまとめちゃったのです。



毎年変わるテーマとイラスト



コシタンジュンマイの最大の特徴は毎年テーマとイラストが変わる事。テーマは「米」とか「酒」とかをさりげなく潜り込ませています。


初代「スプリング ハズ 〝コメ”!」
右手に竹、左手に酒。野性味ありますね!

二代目 「〝コメ”ンタレブー」
笹祝を抱え込みゴロゴロ



三代目  春「オーラ!オーラ!〝コメ”エスタ?」 秋「オーマイ〝ライス”マイダーリン」
三代目から春と秋の年二回出荷になりました。カエルやトンボなど動物が増えてきましたね。笹パンダ君太った?


今年発売になった四代目 「ウェル 〝サケ”ナベイベ ナウ」
ビー〇ルズの有名なアレやコレをオマージュ。4年目だけに動物も4匹です。




コシタンジュンマイの酒質


実は毎年ちょっとずつ酒質をトライアルしながら仕込んでます。共通してるのは「やや甘口」であること、「味がにぎやかであること」。

笹祝酒造のほとんどのお酒は辛口酒質ですが、コシタンジュンマイのシリーズは口に入った時に甘みを感じ、色んな香りや味わいがコロコロ転がってくるようなイメージで仕込んでいます。製法で言うと「三割麹」といって通常の日本酒よりも麹を多めに投入しています。大吟醸などは味をスッキリさせるために麹の量を減らしたりするのですが、それとは真逆の方向です。

更に今年はお酒を絞る直前に甘酒を加える「四段仕込み」という技法にトライアルしました。甘みの感じ方により厚みが出たかなーと思っています。



『The Koshi-tan junmai4 ザコシタンジュンマイ4』発売中!


只今発売中のお酒は四代目「ザ・コシタンジュンマイ ウェル サケナベイベ ナウ」。春先限定のフレッシュな生酒です。最近はありがたい事に、笹パンダファンも徐々に増えてきましてSNS等でお酒がアップされるのをよく拝見しています。


いやーーー!うれしいですよね、やっぱり。飲んだ方の感想をダイレクトに酒蔵が見えたり、発信してもらえるのはスマホ時代ならでは!どちらかでお見かけしましたら、是非買って飲んで投稿などして頂けましたら幸いです。


あとがき。笹パンダ君のハードワーク



笹パンダ君はもはや笹祝のシンボル!お酒以外にもいろんな所で活躍中。「笹パンダ君グッズ」もちょっとずつ増えていますよ♪

Tシャツにトートに前掛けに酒粕ジェラート!笹パンダ君は今日もハードワークしております。




☆笹祝の大切な地元酒「普通酒 新潟印」についてはコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2020/03/blog-post.html

☆笹祝のもう一つの銘柄「竹林爽風」についてはコチラ
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☆笹祝の挑戦醸造「笹祝CHALLENGE BREW」についてはコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2019/07/challenge-brew_3.html

☆ハイボール専用の日本酒!「笹祝酒造の清酒ハイボール」についてはコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2019/05/blog-post.html


2020年3月17日火曜日

竹林爽風ものがたり




竹林爽風ものがたり


笹祝酒造は名の通り「笹祝」という銘柄の酒を仕込む蔵ですが、実は地元に根付いたもう一つの看板銘柄があります。その名も「竹林爽風(チクリンソウフウ)」。このシリーズの誕生は地元産の酒米『亀の尾』との出会いから。

「これからの農業を考え、地場で酒米を育て日本酒を造ろう」


その昔、笹祝酒造がある巻町の松野尾(現在は新潟市西蒲区松野尾)地域で「越後酒穂の会」という農家の組合を結成しました。

今まで食用米しか作っていなかった松野尾地区。そこに一軒の農家さんが初めて「亀の尾」という米を植えました。最初は種子から徐々に収穫量を増やし、五年をかけてなんとかタンク一本のお酒が醸せる量の「亀の尾」を得ることが出来ました。

※越後笹穂の会は解散し、笹祝酒造の亀の尾は現在「そら野テラス」さんに種籾を受け継ぎ、笹祝酒造の近隣で育てて頂いています。


純米大吟醸は美味しいが。。。


その時に仕込まれたのは「亀の尾」を100%使用した「瑞穂随想(ミズホズイソウ)」という名前の極少量仕込みの純米大吟醸酒。その当時珍しかった亀の尾を使った日本酒は評判を呼び、酒好きに知られる銘柄となりました。

しかし、「亀の尾」は生産が難しく他の酒米よりも仕入れが高価。さらに純米大吟醸酒という事で酒の価格が高く、地元の人が日常的に飲むような酒ではありません。

せっかくの待望の地元米。地元の人々にとって、もっと手に入りやすい、親しみやすいお酒にしなければならないと笹祝酒造は考え、新商品のシリーズを造る事にしました。

※瑞穂随想は現在、終売となっております


竹林爽風シリーズがスタート


地元の酒米「亀の尾」を、地元の人が飲める日本酒にしたい。

そこで100%とは行きませんが、仕込みの一部で亀の尾を使用した新たな日本酒『竹林爽風』シリーズが生み出されました。「竹林を吹く涼風のように気品あり爽やかな酒」というイメージで仕込んだ酒。今では地域の皆様から大変ご愛顧をいただき、「笹祝」と並ぶ地元の看板銘柄になっています。

今では以下の4種類が発売されています

〇竹林爽風(特別本醸造 年間流通)
〇竹林爽風龍躍(特別純米酒 年二回瓶詰と出荷)
〇竹林爽風龍躍 生原酒(龍躍の生原酒。2月より瓶詰と出荷)
〇純米大吟醸 竹林爽風(亀の尾100%の特別品。受注発注)


※画像は竹林爽風 龍躍 生原酒。まだ蔵にちょっぴり在庫有ります!
例年よりアルコールが上がりませんでしたが、その分優しくて良い味に仕上がりました

年二回のとっておき「竹林爽風 龍躍 リュウヤク」





龍躍は竹林爽風の純米酒。「龍躍鳳翔 リュウヤクホウショウ」という言葉から名前を頂いています。龍が踊り、鳳凰が跳ねる。力強くも華麗で、おめでたい様を現わします。

※ちなみに岩手の酔仙酒造さんで「鳳翔」という銘柄がありますね。恐れ多いですが、ネーミングとしては対をなす存在!こんど揃えて飲み会したいなぁ。


麹米に「亀の尾」、掛米に「五百万石」を使っています。亀の尾はもちろん、五百万石も新潟市産を使用しています。笹印シリーズのように派手ではありませんが、穏やかで旨味がある優しい味わい。冷酒も良いですが、常温やお燗で映えるタイプのお酒です。

春と秋の年二回の出荷を行っており、春 Ver.はその年の出来たばかり、スッキリとした酒質を。秋 Ver.は夏を越え円熟した酒質を。

酒の変化と季節を味わえるように考えております。



もう一つの笹祝「竹林爽風」

笹祝酒造の二大銘柄「笹祝」と「竹林爽風」。特に竹林爽風はほぼんど地元にしか流通しない銘柄です。是非一度、ご賞味ください!

スタンダードの竹林爽風(特別本醸造)もとても美味しいですよ!






☆笹祝のパンダ!「ザ・コシタンジュンマイ」についてはコチラ
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☆笹祝の大切な地元酒「普通酒 新潟印」についてはコチラ
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〇◇〇試飲営業〇◇〇

3月18日(水)10時~17時
3月19日(木)10時~17時
3月20日(金)9時~12時、13時~17時
3月21日(土)9時~12時、13時~17時
3月22日(日)9時~12時、13時~17時


2020年3月5日木曜日

超希少な限定酒


普通酒って普通じゃない




日本酒ってマニアもビギナーも限定酒に弱い。そこでしか買えないものを皆欲しがる。自分が買った酒が多くの人にとって手に入れにくい物であれば、その酒の価値の重大な裏付けになる。

そこで僕が超希少な限定酒を教えます。それは『普通酒』



『田舎の普通、東京の特別』


『普通酒』とは名の通り普通の酒。大吟醸や純米酒でも無い、酒税法上で日本酒であるという以外はとりたててルールが無い、自由な酒。

笹祝の普通酒「新潟印」はありがたい事に地元の方に愛される銘柄で、新潟市巻エリアでは大体のスーパーやコンビニや飲食店、一般家庭に置いてあります。しかし巻エリアを外れると笹祝自体を扱ってる店自体が稀ですし、置いてあるとしても純米酒とか吟醸酒とか新製品etcetc…笹祝にとってある意味「ヨソ行き用のオシャレ酒」がメイン。

驚いてください!実は笹祝の普通酒は新潟市外では超入手困難品なのです(巻の人しか驚かない)

『東京では入手困難な新潟の人が日々飲む新潟の酒』って書くと付加価値モリモリある感じしますね。これがメンタリズムです。



 
カップ酒もありますよ! 


笹祝の普通酒『新潟印』は美味い


いきなり自画自賛ですが、笹祝の普通酒「笹祝 新潟印」は美味いです。社長の僕が一番自信を持って勧める酒です。

笹祝の製造の大半をしめる酒であり、笹祝で一番多く消費される酒、毎日飲んでも、どんなツマミと合わせても、雨の日も風の日も「あぁ、美味い」と感じられる酒。甘からず、かといって辛からず、五味整った優しいお酒。

いわゆる四合瓶と言われる720mlサイズの瓶で税抜720円。1mlあたりちょうど1円というお求めやすいお値段です。






守り継ぐ「地酒の中の地酒」


正直なところ銀座のフレンチで飲むなら。築地の寿司屋で飲むなら。代官山のダイニングカフェで飲むなら。その酒は笹祝じゃなくたっていいと思います。もちろん選ばれれば嬉しいですが。

全国には1000を超える日本酒蔵があって、おいしい銘柄がごまんとあって、その中で「笹祝」の酒を残さなければならない意味ってなんだろう?時々立ち止まって考えます。

答えはいくつかありますが、一番しっくりくるのは「僕の地元の人が昔から飲み継いでくれている日本酒『笹祝』を僕が残そう」ということ。

笹祝は「地酒の中の地酒」という言葉を良く使います。それは「地元の人間が造って、地元の原料を使い、地元の方が飲んで、地元の方のいつもの景色になれる酒」だと思っています。地元の人に育てられた酒。

もちろん今の時代にあった純米酒や吟醸酒や、はたまた先の未来を見据えた新しい試みの酒にも挑戦していきますが、笹祝の大切な大切なお酒「普通酒 新潟印」はずっと造り続けます。このお酒は笹祝酒造の「キングオブ地酒」なので!



地酒蔵の普通酒を飲んでみよう!


都会には日本中の美味しい日本酒が集まります。が、都会では出会えないその蔵の田舎のみで脈々と飲み継がれた地元の人の為のお酒「普通酒」は全国に沢山存在します。

今回のテーマ「超希少な限定酒」。あなたは見つける事が出来ましたか?


☆笹祝のパンダ!「ザ・コシタンジュンマイ」についてはコチラ
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☆笹祝のもう一つの銘柄「竹林爽風」についてはコチラ
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☆笹祝の挑戦醸造「笹祝CHALLENGE BREW」についてはコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2019/07/challenge-brew_3.html

☆ハイボール専用の日本酒!「笹祝酒造の清酒ハイボール」についてはコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2019/05/blog-post.html





〇◇〇試飲営業〇◇〇

3月7日(土)9時~12時、13時~17時
3月8日(日)9時~12時、13時~17時
3月9日(月)10時~17時
3月10日(火)10時~17時
3月11日(水)10時~17時
3月12日(木)10時~17時
3月13日(金)10時~17時
3月14日(土)9時~12時、13時~17時
3月15日(日)9時~12時、13時~17時

2020年2月24日月曜日

生酛仕込みは温度管理に続く


酒母というか、もはや赤ちゃん


前回「生酛仕込みは水分管理に続く」の続きです!


酒母を造る上でもっとも重要なのは「衛生的で元気の良い酵母を多数培養する」こと。酒母の段階では酵母数が少なく、アルコール濃度も低い為に非常にデリケート。まさに生まれたての赤ちゃん状態です。通常の酒母は「乳酸」を添加して酸度を上げる事で清酒酵母以外の菌の淘汰をするのですが、生酛仕込だと一から乳酸菌を沸かせて酸度を上げていかなければならないので、さらに雑菌汚染の危険度は高くなります。

生酛でなおかつ綺麗な酒質の日本酒を造るには『硝酸還元菌→乳酸菌→清酒酵母菌』の菌リレーを一部のミスなくすすめなくてはなりません。

暖気操作とは




要は酒母を人為的に温める作業です。酒母タンクの中では糖化(麹が米を溶かして糖にかえる)と酵母増殖(酵母が糖分を食べて醗酵&増殖しアルコールを吐き出す)が同時に行われています。このバランスを失敗すると酸や苦味が浮いたり味が薄いといった不調和な日本酒に。。。。

良い酒母を造るには糖化と酵母増殖をバランスよく進めるに暖気操作が必要になります。


笹祝酒造では、それなりに仕込み量が多くかつ速醸酒母の時は「行火(あんか)」という方式で、生酛の時や極少量仕込みの時のように精密な温度操作が求められる時は「暖気樽(だきだる)」を使用した方式で暖気を採用してます。

「行火」はタンクの底にコタツのようなヒーターを設置して外から温めるやり方。「暖気樽」は中に湯を入れた容器を酒母の中に沈めて内から温めるやり方です。

暖気樽による暖気のやりかた①暖気樽(笹祝はチタン)にお湯を張る


温度がムラにならないよう等間隔で落とす



暖気樽方式って、とても手がかかる!




笹祝の酒母は生酛以外ほとんど行火式です。なぜならとても面倒だから。行火はスイッチon/offで簡単に温度を上げることが可能ですが、暖気樽で温度を上げるには①温度調節した湯を用意②樽を綺麗に洗浄し③一本一本タンクに挿入

温度を測る為に抜き出した後、目標に達していなければ①②③を再度繰り返し。樽を抜き差しする度雑菌を酒母の中に入れてしまうリスクを負いますし、樽にこびりついた物料分、量が欠減して損した気分になったり(笑)

それでも暖気樽で温度操作を行うのは生酛酒母が細かいコントロールが必要な、とてもデリケートな仕込み方だからです。温度2度上げて、そのあと1度下げてみたいな事を毎日行います。

行火操作は楽ですが、タンク底板面のみ熱くなる仕組みなので加熱が不均一だったり、逆にピンポイントなコントロールが出来ない為に、笹祝のような仕込み量での生酛には向きません。



暖気樽だからできる!技法集



暖気樽は中の温度を調整したり、本数を増やしたり細かいマニュアル操作が利きます。日本醸造教会のテキストに暖気樽の技法がいくつか載っていたので紹介します


①留暖気(とめだき)・・・酒母に挿入した樽を動かさないで置くこと。生酛の酒母は水分が少なく熱伝導が悪い為、樽周辺は熱くなるものの、全体の温度上昇はほとんどなく、酵母の増殖を抑えながら糖化のみが促進されます

②温湯留暖気(おんとうとめだき)・・・酵母の湧きが悪い時に行う手法。中温で糖化をおさえつつ、樽に触れている温度の高いエリアで集中的に酵母を増殖させる

③留廻し(とめまわし)
水気が少なくノリっぽい時に行う手法。当かを促進させるため樽を酒母タンクの中でぐるぐる廻す




うーむ、、、奥が深いな暖気樽。



☆「生酛仕込みは水の準備から始まる」はコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2020/01/blog-post.html
☆「生酛仕込みは水分管理に続く」はコチラ
https://sasaiwaishuzo.blogspot.com/2020/01/blog-post_18.html





〇◇〇試飲営業〇◇〇

2月25日(火)10時~17時
2月26日(水)10時~17時
2月27日(木)10時~17時
2月28日(金)10時~17時
2月29日(土)9時~12時、13時~17時
3月1日(日)10時~12時、13時~17時