2019年1月27日日曜日

もうすぐ発売 竹林爽風 龍躍 生原酒


毎年2月発売の「しぼりたて 竹林爽風 特別純米生原酒」。本年からマイナーチェンジを施しまして「竹林爽風 龍躍(りゅうやく) 特別純米生原酒」としてリリース致します。


お米が変わりました!


昨季の仕込みの酒は「麹米(比率20%):山田錦、掛米(比率80%):亀の尾」でしたが、今期は「麹米(比率20%):亀の尾(80%)、掛米:五百万石」として仕込みました。

笹祝の使用米で、山田錦は兵庫県産米。亀の尾と五百万石は新潟市産米。『竹林爽風』の銘柄は特に地元の人に愛して頂いている酒なので、今季の生原酒はオール新潟市産米を目指して原料を変更致しました。

「しぼりたて」やめました


また「しぼりたて」の名称を外し「冬季に限らず一年中楽しんで頂きたい!」という想いも込めております。「2月発売のしぼりたてって店頭置いとける期間が短すぎて扱いづらい!」という販売店、料飲店の皆様。是非一年中(在庫あるかぎり)お扱いください(笑)!


バックヴィンテージ、製造年月と出荷年月。


過去の醸造年度に仕込んだ酒


バックヴィンテージとは「過去の醸造年度に仕込んだ酒」という意味でワインなどで良く使われる言葉です。日本酒ではあまり聞き慣れませんね。

同じ銘柄でも毎年お酒を仕込む中で年ごとの個性や違いが出てきます。米が硬い年、柔かい年、醸造期の気温の違いや仕込み方のちょっとした変化により日本酒の味わいは変わります。その些細な変化を利き比べたり「この酒を一年間冷蔵庫で寝かしたらどんな味わいになるんだろう?」というのを知るために過去の醸造年度の酒と最新の醸造年度の酒を比べたりする楽しみをバックヴィンテージは与えてくれます。

日本酒の場合、多くは古い酒が酒蔵に在庫が無くなった時点でシレッと新しい年号の酒に切り替えてしまうので、消費者がボトルをみて「○○年に仕込んだ酒だ」というのがわからないことが多いです。竹林爽風の生原酒ではそこを変えてみようと考えました。

醸造年月と出荷年月

過去に笹祝のFacebookページでこんな投稿をしたとき↓↓↓

頂いた質問への回答コーナー
Q、「製造年月」が9月になってるけど、冬以外もお酒を仕込んでるの?
A、仕込んでいません。笹祝の日本酒製造は冬季のみです。

製造年月」とは言葉の通り製品を製造した年月の事を指す言葉ですが、実情は「蔵から商品を出荷した年月」を表示するのが酒蔵にとって一般的になっております。「なぜ酒を絞った時の日付ではないのか?」という疑問を頂く事があるのですが、我々酒蔵が酒販店様や飲食店様で自社商品を見た時、また不具合があって返品が行われた際に、何年何月に蔵から出荷したかを知る事が出来るという管理上の利点からです。例として、5年間寝かしている古酒でも今月蔵から出荷を行えば「2018年10月」という日付になります。なのでこの「製造年月」の日付は『蔵が最後に品質確認をした日付』と理解して頂ければと思います。日本酒には賞味期限、消費期限はありません。しかるべき管理がなされていれば「製造年月」を1年過ぎても美味しく頂く事が出来ます。
笹祝商品は原則この表示法則にしたがっているのですが、一商品だけ例外があります。それが「竹林爽風 特別純米酒 龍躍」です。龍躍は3月と10月の年二回のみ、瓶詰めをおこなう商品です。製造年月を3月/10月の2パターンのみにして、どちらの季節に瓶詰したかを簡易に管理できるようにしています。なのでこの商品のみ、他の月に出荷を行っても「3月日付 又は 10月日付」になっています。


コメントにて

「最近ではA政さんとかが製造年月出荷年月を分けて記載してくれたりしてますね。そっちの方がよくないですか??」

というメッセージを頂きました。そこで、、、
2018年(昨季)醸造の酒

2019年(今季)醸造の酒

素直にそのまま拝借いたしました(笑)!!管理の都合上、すべての酒に適用は出来ないのですが、同じ瓶貯である笹印シリーズもいずれ表記を直していきたいと思います。ひとまず竹林爽風 龍躍 生原酒から「製造年月」と「出荷年月」を分離しました!

2018年(バックヴィンテージ)と2019年(現行ヴィンテージ)、2月上~中旬に同時発売致します!

少量ですが2018年のバックヴィンテージの在庫がありますので、垂直テイスティング(同銘柄で異なる醸造年度の酒を利き比べる事。対して異なる銘柄で同じ醸造年度の酒を比べる事を水平テイスティングと呼びます)出来るように同時発売を行います!!

出荷開始は2月上旬~中旬予定です。是非お願いいたします!!



p.s. どなたかこんな感じの瓶に貼る小さいシール、小ロットで安く作れる業者さま知りませんか^_^;



〇◇〇試飲営業〇◇〇

1月28日(月)10時~12時、13時~16時
1月29日(火)10時~16時、13時~16時
1月30日(水)10時~12時、13時~16時
1月31日(木)10時~12時、13時~16時
2月1日(金10時~12時、13時~16時
2月2日(土)13時~16時
2月3日(日)13時~16時 にいがた醸造サミット開催日です!


2019年1月19日土曜日

大ベテランの米昇降機、引退。

今年も吟醸の仕込みが始まりました。今季は新潟市西蒲区岩室産の酒米『越淡麗』でtry。昨年は山田錦だったり、一昨年は山田錦と越淡麗並行したり、様々試行錯誤を繰り替えしています。

今季の変化と言えば洗米作業。当方小さな地酒蔵なので古い機械をメンテ&メンテで長ーくつかっているのですが、分かってる範囲でも40年以上使用し続けている木製の昇降機を12月についに解体しました。

この木の箱の中に布製のベルトコンベアーとスコップがついていて、中に落ちた米を掻き出して上に持ち上げ洗米タンクに投入する仕組みになっております。「シンプルなものは壊れにくい」というのはどうやら真理で今でも現役でバリバリ使えるのですが、より高精度な洗米作業に切り替える為、涙ながらに倒しました(/_;)





before.

そのスペースに新導入した新型洗米機がコレ!
一気にメカメカしくなりましたね

今までの木造昇降機の馬鹿でかい回転音が無くなり一抹の寂しさを感じなくもないですが、実際のところ洗ったお米の糠(ぬか)落ちが天と地ほど違います。いやー、時代がかわって新しい文明起きた気分ですね(笑) ※今季途中からの導入なので「しぼりたて」等の商品には間に合いませんでした^_^; 2月発売予定の「竹林爽風 特純生原酒(今季リニューアル)」あたりは新型洗米機を使ってます。お楽しみに!

木製昇降機の貴重な勇姿↓


☆★☆試飲営業☆★☆

1月19日(土)13時~16時
1月20日(日)13時~16時
1月21日(月)10時~12時、13時~16時
1月22日(火)10時~16時、13時~16時
1月23日(水)10時~12時、13時~16時
1月24日(木)10時~12時、13時~16時
1月25日(金10時~12時、13時~16時
1月26日(土)13時~16時
1月27日(日)13時~16時







2019年1月13日日曜日

にいがた醸造サミット2019

にいがた醸造サミットのチラシが笹祝酒造に到着!なんか右上の写真に使って貰えました(笑)

今年は主催のNIIGATA SAKE LOVERSさんから声掛けいただき、カーブドッチの掛川さんと共に打ち合わせから参加しています。今年の新しい試みとして「昼の『アフタヌーンサミット』」「夜の『マリアージュディナーサミット』」の二部構成で行う事になりました。



昼の『アフタヌーンサミット』は今まで通りの醸造サミットに近い形です。

ドリンクブース
日本酒蔵3社(笹祝、麒麟山、DHC)、ワイナリー3社(カーブドッチ、フェルミエ、ドメーヌショオ)、ビールメーカー3社(沼垂ビール、新潟麦酒、スワンレイクビール)

フードブース
ロイアルヒルホルスタインズ(チーズ)、五十嵐邸 結(フレンチ)、醸す森(フレンチ)、峰村醸造(味噌)、BAKE A(菓子)

これらを立食のチケット制で楽しめるカジュアルな会になっています。各ブースで気軽に醸造家と話せたり、ステージでクロスオーバーのサミットトークが聞けたりします。

11時30分開演~15時閉会。
時間内でご都合の良い好きな時間に来て
好きな時間に出て頂いて構いません。
チケットの当日券アリ
事前購入でちょっぴりお得になります


夜の『マリアージュディナー サミット』は完全予約制の着席ディナーです。ドリンク込のフルコースとなっており、日本酒3社、ワイン3社、ビール3社のお酒とお料理がマリアージュ(ベストな相性を組み合わせる事)するよう組んでいます。

それぞれ醸造家がサービスで皆様のテーブルに付きますので、召し上がっていただきながら様々な話を聞く事が出来ます。

18時開演乾杯~20時30分閉会。
当日券はありません。事前予約のみの受付となっております。
定員60名 お一人様 9000円(税込)


ネットでのお申し込みと詳細は ⇒コチラ



笹祝酒造の店頭でもチケット購入可能です♪

どちらかの参加で迷われている方はマリアージュディナーが特にオススメです。五十嵐亭 結の伊藤シェフのフレンチコースに加え、ドリンクも各社選りすぐりなので、確実に価格以上の価値があると思います。マリアージュには玉城旅館 醸す森の山岸さんが監修していますし、出展の我々もとても勉強になりそうです^_^




☆★☆試飲営業☆★☆

1月13日(日)13時~16時
1月14日(月)13時~16時
1月15日(火)10時~12時、13時~16時
1月16日(水)10時~16時、13時~16時
1月17日(木)10時~12時、13時~16時
1月18日(金)10時~12時、13時~16時
1月19日(土10時~12時、13時~16時
1月20日(日)10時~12時、13時~16時

2019年1月4日金曜日

笹祝便り 31年1月号

笹祝便り31年1月号を更新しました。

新年のご挨拶と本年の決意

謹賀新年

旧年中はひとかたならぬご厚情を賜りまして
厚く御礼申し上げます
本年も何卒よろしくお願い申し上げます


昨年は私、笹口亮介が蔵に戻り4年目の年、12月1日付で代表取締役 社長に就任致しました。常日頃、笹祝酒造と私を支えて頂いた皆様に本来はご挨拶に回らなければならないのですがなかなか赴く事が出来ず歯がゆく、不義理で申し訳なく居たたまれない気持ちです。

蔵に入っての四年間、笹祝の新しい取り組みや私個人について、ありがたいことにいくつかの取材をしていただきました。正直なところ、日常業務で忙殺されてしまう「笹祝をこれからどんな蔵にしていくか?」「これからの酒質は?」「地域にどう貢献していくか?」etc...受ける質問の中で改めて考え、その時初めて(今のところの)自分の答えをみつけるという経験が何度もありました。本当に、周りの皆様に育てられている、助けられているなと有難く思う次第です。

「OPEN 酒蔵」


一昨年、初めて笹祝の蔵開きを行った時のテーマです。年に一度、老若男女・お酒飲める人も飲めない人も蔵の中に招待して皆で遊ぼう!と考えた言葉です。当時はこの時限りのテーマでイベント終了後は文字も消すつもりだったのですが、なんだかこれからの笹祝がやりたい事にピタリと重なる気がしてそのままにしています。


日本酒を入りやすく、わかりやすく、格好よく、面白おかしく楽しく。飲み手の距離を近く。地域に人を呼び寄せ。120年分の地域の歴史文化を伝えていく。


以上を笹祝酒造と私の目標とし
このブログが活動第一歩目としたいと思います。
皆様何卒、これからも笹祝酒造をよろしくお願いいたします。

笹祝酒造
代表取締役社長 笹口亮介

ps. 2019年の蔵開きは7月7日(日)開催予定です


☆★☆試飲営業☆★☆
1月4日(金)10時~12時、13時~16時
1月5日(土)10時~12時、13時~16時
1月6日(日)13時~16時
1月7日(月)10時~12時、13時~16時
1月8日(火)10時~12時、13時~16時
1月9日(水)10時~12時、13時~16時
1月10日(木)10時~12時、13時~16時
1月11日(金)10時~12時、13時~16時
1月12日(土)13時~16時
1月13日(日)13時~16時