2017年4月19日水曜日

☆★☆限定商品のお知らせ☆★☆

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※大変申し訳ありませんが、蔵での在庫は完売となりました。
 文章の最後に取扱い酒屋さまを掲載いたします

「笹祝 challenge brew 壱ノ巻 亀の尾生もと純米 無濾過生原酒」
【テーマ】皆で造る!亀の尾生もと純米
 ○新しい新潟酒の魅力発信
「日本酒ブーム!」「日本酒女子!」「クールジャパン、クールサケ!」etc.etc…近年、雑誌・テレビ・インターネットで日本酒が取り上げられることが大変多くなりました。一昔前までは、たとえば日本酒の本などは書店の「趣味・料理」のコーナーに数冊置いてあるだけ。それが今や雑誌では頻繁に特集が組まれ、新刊売れ筋コーナーの最前列に日本酒の本が並び、全国の人気銘柄が華々しく表紙を飾っています。しかしその中で、かつては日本一の酒処と呼ばれた新潟の清酒は、残念ながら以前ほどの注目を得ていないように思われます。
「酒は新潟」といった市場を切り崩すため、県外の酒造会社様は大変な努力をして品質を高め、市場の動向を探り、新しい商品開発に神経をとがらせています。僕は県外で酒を学び、新潟にUターンで帰ってきました。新潟清酒のこれからの担い手の一人として、新潟の強みを活かしつつ、新しい取り組み、魅力発信を始めなければならないと思いこの企画を打ち出すことにしました。
 ○皆で造る!
今回の企画にあたり、まず僕は仲間集めから始めました。酒屋さん、飲食店さん、新潟在住の一般会社員に、若い学生たちなど、全員が日本酒の一消費者です。日本一の酒処である新潟の消費者が垣根無く意見を出し合えば素晴らしい酒が造れると考えました。
また、僕自身も蔵に入る前2年前まではただの一人の酒ファンでした。初めて蒸しあがった米を運んだ時、麹をさわった時、櫂棒でもろみをかき混ぜた時は本当に興奮しました。「酒造りってこんなに楽しいよ!すごいよ!」。この素敵な感動を共有したいというのがもう一つの想いでした。
 ○「亀の尾」と「生もと」と「純米」
「亀の尾」はかねてより笹祝酒造で使うお米の種類です。笹祝では地元の農家さんにお願いをして笹祝酒造のある新潟市西蒲区松野尾の地域で契約栽培を行っています。「亀の尾」は新潟の誇るコシヒカリなど、香味が優れる多くの品種に遺伝子を引き継いだ伝説的な米です。丈が高く、今では大変つくりにくい品種で、機械作業が主流の農業の中で消滅しつつあったのを現在は酒米として僅かに復活しています。
「生もと」とは古式の製法で、出来上がる前の日本酒を雑菌から守り、健全に育てる為に必要な酸を自然の環境から取り込む仕込み方です(現代の酒造りでは純度の高い醸造用の乳酸を加えることで代用しています)。「もとすり」という米と麹を櫂棒ですりおろす作業が必要になります。
「純米」とはその名前の通り、米(米麹)と水だけで仕込んだお酒です。昔は醸造アルコールという物は無かったので、お酒と言えばすなわち純米酒を指すものでした。
笹祝を昔から支え続けてくれる地元。その地元のお米を使って、浪漫ある昔ながらの酒仕込みを行いたいという想いで「亀の尾生もと純米」にたどり着きました。
加えてタイトルの「壱の巻」には「これきりで終わらない、弐ノ巻、参ノ巻へと続けていく」。「(新潟市西蒲区)旧【巻】町への感謝」の意味が込められています。
【これまでの活動】
 ○SNSと生の体験
今回の取り組みでは、酒の方向性を決める「企画会議」から始まり、「もとすり作業と商品名会議」「製麹と麹投入作業」「アルコール度数と火入れや生酒の検討会」「ロットNo.書き込みとラベル貼り作業」と会議と実作業を含めてメンバーに5回もの召集をかけて力添えを貰い、発売まで漕ぎ着ける事が出来ました。
その一方で残念ながらメンバーが参加できない作業や打合わせにはFacebook上でメンバーのみが閲覧できる秘密の非公開グループを作成し、酒造りにまつわる全ての情報を写真と動画も併せてつぶさに公開・共有しました。参加したメンバーは皆、「これは自分が造った酒だ!」と自信と愛着を持ってくれると思います。お酒はシンプルな一枚ラベルですが、一本一本皆でロット番号を書きみ、手貼り作業にしたのもその為です。
【お酒の情報】
商品名  :笹祝 challenge brew 壱ノ巻 亀の尾生もと純米 無濾過生原酒
品質   :純米酒 生酒
原料   :亀の尾(新潟産)100%
酵母 :越後酋楽会 S-3 酵母
精米歩合 :65%
度数   :17度(原酒)
価格   :1800ml  3000円(希望小売 税抜)
     : 720ml  1500円(希望小売 税抜)

取扱酒店 
 吉川酒店(新潟市中央区)TEL 025-222-2832
 長谷川屋酒店(新潟市西蒲区)TEL 0256-72-2858
 岸本商店(新潟市西蒲区)TEL 0256-72-2446
 わたご酒店(新潟市江南区)TEL 025-382-5777

協力&取扱飲食店
 若旦那グループ(新潟市中央区)
 古町五郎(新潟市中央区)
 万代十郎(新潟市中央区)
 ぽん酒ガール(新潟市中央区)
 日本酒ラボ(東京町田市)

協力していただいたグループ
 新潟大学日本酒サークル 雪見酒の皆様

※今回は出来上がった一本のタンクを春に出荷する無濾過生原酒(全体の3分の1量⇒1800ml98本と720ml246本)と秋に出荷する無濾過火入れ酒(全体の3分の2量⇒1800ml196本と720ml492本)に分けました。4月のリリースは無濾過生原酒バージョンです。