美味しいから造る、美味しいから残す。
笹祝淡麗本醸造 朱竹(あかたけ)。
笹祝の淡麗シリーズは「青竹(特別純米酒)」と「朱竹(特別本醸造)」で
2対になっています。「淡麗」とは新潟の酒蔵が得意とする酒質の一つです。
◇淡麗について
◇淡麗について
【戦後間もない頃、庶民の生活は苦しく、当時は濃くて甘いお酒が好まれていました。
しかし新潟のお酒は冬の厳しい寒さの影響で緩やかな発酵が進み「あっさりとした味」で当時はあまり目立たない印象でした。
そんな中1957年、酒造好適米「五百万石」が誕生し雑味や汚れの少ない綺麗なお酒が作られました。
これが「新潟淡麗」誕生のきっかけです。暮らしが豊かになった現代、あっさりとしたお酒が好まれ、次第に淡麗化の流れに向かったのです。
越後の山に降り積もった雪解け水は軟水です。
これを使用したお酒はまろやかでやわらかな味わいになります。
更に寒い新潟の冬に低温で仕込まれるお酒は麹菌や酵母を素直に育ててくれます。なにより越後杜氏がこの土地で長年培った経験と技こそが「自信を持って品質勝負」できる理由なのです。】新潟県酒造組合HPより
笹祝の淡麗シリーズはこの「淡麗」な酒質を育む環境を活かし、
笹祝の淡麗シリーズはこの「淡麗」な酒質を育む環境を活かし、
滑らかでみずみずしく、飽きが来ずに長く愛される酒質を目標に仕込んでいます。
◇本醸造酒と純米酒
淡麗シリーズは赤いラベルの「朱竹」が特別本醸造酒、「青竹」が特別純米酒。
◇本醸造酒と純米酒
淡麗シリーズは赤いラベルの「朱竹」が特別本醸造酒、「青竹」が特別純米酒。
同じ淡麗酒質のお酒を2種類作っているのには理由があります。
本醸造酒と純米酒は美味しいさの「方向」が違うのです。
これは私感ですが(いつも私感ですが 笑)、
辛口で切れのある美味しい酒を造るのなら、本醸造以上の仕込み方はないと思っています。
もちろん技術がとても優れている酒蔵であれば純米酒でも同じような酒質を再現できるのでしょうが、本醸造で仕込むのが一番美味しく出来ると思います。
本醸造酒は絞る前の日本酒に醸造アルコールと呼ばれるお酒を加える仕込み方です。
本醸造酒は絞る前の日本酒に醸造アルコールと呼ばれるお酒を加える仕込み方です。
ちなみに醸造アルコール自体は他にもカクテルのベースや焼酎(甲類)としても使われます。サトウキビやイモを蒸留させたもので不純物がほとんどなく風味を損ないません。
日本酒の中に醸造アルコールを入れる目的はカサ増しではなく(特に本醸造酒や吟醸クラスになると微量)。
日本酒の中に醸造アルコールを入れる目的はカサ増しではなく(特に本醸造酒や吟醸クラスになると微量)。
酵母に負担をかけずに綺麗な辛口に仕上げ、日本酒自体の香りをより引き出し、
火落ちと呼ばれる雑菌汚染にも強くする等々効能が盛りだくさんなのです。
しかし年々本醸造酒や吟醸酒などの醸造アルコールを添加したお酒は、
しかし年々本醸造酒や吟醸酒などの醸造アルコールを添加したお酒は、
それらを一切添加しない純米酒に押され売れなくなってきました。
純米酒の良さは「分かりやすさ」「米だけの味を反映」できる所。
一長一短でどちらにも良いところがあるのですが、もう本醸造が純米酒を押し返すことは無いでしょう。
日本酒の魅力を語る時に、米以外の原料を使う本醸造はあまりにも説明がしにくく分かりにくくしてしまいます。
でもこれだけは重ねて言いたいのですが「本醸造で仕込んだ辛口の酒はうまい!」ということ。
でもこれだけは重ねて言いたいのですが「本醸造で仕込んだ辛口の酒はうまい!」ということ。
無濾過の純米酒を定番商品にして、近年は昔ながらの技法「生酛」を酵母とコウジカビ以外一切無添加で仕込んだりもする笹祝酒造ですが、製造量は減ったものの本醸造は造り続けています。
それは回帰主義とかそういったものではなく、
本醸造は美味しいと知っているから。
美味しいから造ります、美味しいから残します。
商品名:「淡麗本醸造 朱竹」
原料米:五百万石、雪の精
品質:特別本醸造
美味しいから造ります、美味しいから残します。
商品名:「淡麗本醸造 朱竹」
原料米:五百万石、雪の精
品質:特別本醸造
精米歩合:60%
アルコール:15度
1.8L 2,420円(税込)
720ml 1,210円(税込)
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