2017年11月12日日曜日

笹染め酒袋の暖簾作りと11月13日~19日の試飲営業



笹祝試飲スペースの改装。その最後の一ピースとして、とある職人さんにお願いしているものがあります。それは…暖簾(のれん)!!

せっかくなんで店内にかける内暖簾も味わいあるものが欲しいと考え、日本酒蔵にあるとっておきのアイテムをリノベーションする事にしました。「酒袋」と呼ばれる、お酒を絞るときに使われる伝統道具です。
画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる
↑昨年の大吟醸の絞りの様子

という事で、地元越前浜の元海の家「小川屋」さんにアトリエを構える「植物染め 浜五」さんに酒袋をもって相談に伺いました。浜五の植物染め職人、星名さんに更に面白いアイディアを追加いただき、酒袋での暖簾作りが決定!!
アトリエ見学も出来るそうです。
詳しくはHP「植物染め 浜五

まずは酒袋の選定。新しい酒袋は化学繊維で出来ており植物染めに向いていないそうです。そこでなるべく古い綿素材の風合いも手ごろなものをチョイス。


そして笹祝酒造の敷地へ移動。
なんと今回は笹祝酒造の敷地内に生えている
「笹」と「竹」で酒袋を染めてもらいます!

浜五の星名さんも笹と竹で植物染をやるのは
初めてとの事。「笹祝」「竹林爽風」など
笹と竹には所縁がるので、これは楽しみ!!

竹やら

材木庫からはみ出た笹やら(笑)を収穫!!

酒袋は鍋で長い時間をかけて煮出します。こうやって繊維の一本一本に入り込んだ空気を
外に出すことで染まりやすくなる効果があるのだとか。煮込むと水はあめ色に。そんなに布汚れてましたか(笑)

収穫した葉は刻んで、こちらも鍋にかけます。
ためしに何枚か染めてもらったところ、
一枚の酒袋で何キロも葉が必要だったそう。
パッチワークでつなげて一枚の暖簾に
仕立てる予定なので大量に使います

植物染めは植物の色、そのものが出るわけではなく植物が含む成分で色が決まるそうです。鉄分の含有とかも要素の一つ。なので笹&竹で染めたからと言って必ずしも緑にはなりません。正に自然色。出来てからのお楽しみですね!!

この月曜の午後には完成とお披露目予定です^_^

☆「今週の試飲営業」
11月13日(月)13時30分~16時
11月14日(火)13時30分~16時
11月15日(水)13時30分~16時
11月16日(木)13時30分~16時
11月17日(金)13時30分~16時
11月18日(土)13時30分~16時
11月19日(日)13時30分~16時